五穀豊穣を祈願する秋祭りが、この連休にあった。
露店が道路を挟んで両側に数多く並んでいる。ふと、オモチャ屋で足を止めて覗いて見た。
現代を象徴する商品も陳列されているが、昔ながらのパチンコや銀玉ピストル、吸盤の弓矢や吹き矢、駒などもある。
露店が並ぶこの辺りは、むかし、空き地が多く恰好の遊び場だった... その一画に、秘密基地と称した場所があった。
…で、イメージするのはやはり洋上に浮かぶ島の「サンダーバード基地」か。
子どもの時って、なぜ<秘密基地>という言葉にワクワクするのだろう!?
小学生の頃、友だち6人程でよく遊び場にしていたのが電力会社の資材置き場。
電線を巻いておく木製のリールが数百個... 山のように置いてあった。けっこう、大きさも大小があって巻取り部分の板を外せば、子どもなら2〜3人は入れるくらいの空間が広がる直径2メートル強の大きなモノもあった。
最近、木製のリールは工事現場であまり見かけなくなったが、廃品になったそれを
横に倒しテーブル代わりとしてリサイクルされているのは見かける。。
前セツが長くなったが... そこの場所と、そのリールを秘密基地に見立てて家から持って来た光線銃やオモチャを手に夢中になって遊んだものだった。
秘密基地と共に、魅惑的な言葉... <秘密兵器>
特に、秘密兵器搭載車なんてことになると目が輝く! サンダーバード・ペネロープカー、007・ボンドカー、etc...。
当時、群を抜いて大好きだったのが<ウルトラセブン>ウルトラ警備隊のパトロールカー・ポインター。今、目の前にしてもその独特なデザインフォルムは美しく、総べてにおいて出来過ぎのカッコ良さなのである!
時にその木製リール内部は、数々の秘密兵器コックピットの大道具にもなった。。
現在、周りを見渡しても秘密基地になるような胸がときめく場所もなく... 秘密兵器を搭載している車も走っていない... 当たり前か。<秘密兵器搭載の覆面パトには遭遇したくない...>
空想しながら、工夫しながら、ルールを作りながら、愉しんで遊ぶ時代ではなくなったようだ...。
posted by ぽんしょん at 05:31|
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□ 昭和臭回顧録