パラレルわーるど in Ponshon

お手て「シクシク…」
親びん「なんだ、お手てや。ウニ丼くらいで泣くなよ。まるで、いつもいいもの食わしてないみたいじゃないか。さあ、泣いてないでたっぷりお食べ」
お手て「違うんでちゅ、ダンナさま。わたちは、もとはノラ。ホームレスでエサをあさらなくちゃいけなかったんでちゅよ…」
親びん「大変だったねえ。そのぶんこうしてトロトロウニも食えるじゃないか」
お手て「ごめんなちゃい、ダンナさま…。やっぱり、野生の血が騒ぐんでちゅ。死んだウニちゃんより、やっぱりあたちは…、えーん…」
親びん「なんだい、なんだい――」
お手て「やっぱりあたちは、生のチューちゃんのほうが好きなんです。パクリ！」
　さっとハムスターをくわえて、部屋の隅に駆け込むお手て。
親びん「おいおい、お手てや！」
お手て「へへへぇー…」
　振り向いたお手ての口のまわりには、べっとりと赤い――（ああ、これ以上書けまちぇん）

　お手てちゃん
　生チューちゃんは、どんな味がするんでしょう
　ウニ丼よりもおいしいですか？
　

お手て「ふぎゃぎゃあー。おネムのおねーちゃん、こればっかしは、食べたものにしかわかりまちぇん。へへへぇー。さてと、もう一匹、こんどは生ウニのっけて、いただくとちよーかなッ。がるるゥー。ねえ、親びん、チューハイも頼んでね！」